栽培方法の違い

みなさん、大変ごぶさたしてすいません・・・。
さて今回は、加工用と生食用の栽培方法の違いについて、お話したいと思います。
生食用トマトについては、よくご家庭などでも栽培されているからご存知ですよね?
基本は施設内で支柱を立てて、上にどんどん伸びていくイメージありません?
ハウスでの生食用トマトは、栽培方法によっては10m以上も伸びるんですよ!
でも、加工用トマトはあまり上には伸びません。そのかわり、横に拡がっていくんです。
また、露地で栽培されていて、地面に這わせるように栽培されています。
それに、露地栽培ですので、夏にしか収穫できないんです。太陽をいっぱい浴びた(今年は浴びすぎですが・・・)完熟の果実のみを収穫するんですよ。まさに、「旬」って言葉がピッタリ!(今年の暑さは、松岡○造さんのアツさを越えてました)
加工用トマトは、愛知県での場合、2月の中旬に種まきを行い(ハウス内)、4月の中旬から下旬に苗を畑に植えます。そのあと、7月から8月中旬の1ヵ月半の間に完熟したトマトのみを収穫していくんです。最盛期は7月の下旬から8月の上旬で、この2週間の間は、ネコの手も借りたいモードに突入し、畑一面が真っ赤になります。
一方、生食用のトマトのハウス栽培の場合は半年程度収穫できます。
今年は、地元の某テレビ局も取材に訪れ、加工トマトの紹介をいただきました!
これからも、多くの皆さんに加工トマトの紹介を行っていきます!
次回は、工場に持ち込まれた加工トマトがどのように処理されていくのかを、紹介しますね。



加工用トマトと生食用トマト


早速ですが、「加工用トマト」と「生食用トマト」の違いについて、少しずつ皆さんにご紹介していきたいと思います。
この「加工用トマト」と「生食用トマト」は・・・
・色(成分含む)
・栽培方法
・収穫方法と時期
・使用方法
・流通 などなど
が違います。
今日は、色(成分含む)について紹介します。
「加工用トマト」と「生食用トマト」は、時に「赤系トマト」と「ピンク系トマト」とも呼ばれ、字の如く「加工用トマト」は赤く、「生食用トマト」はピンク色をしています。
この色の違いは、トマトの成分である赤い色素の「リコピン」によるものです。
「リコピン」はもう皆さんもご存知でしょう?
「加工用トマト」は「生食用トマト」と違い、完熟した果実のみを収穫しているので、「リコピン」の含有量が多いんです。ですから、「加工用トマト」の果実の色は真っ赤々なんです。
「リコピン」の他にも、ビタミンC、食物繊維、グルタミン酸などが多く含まれているんですよ?。これは、たとえ「生食用トマト」が完熟していても、この差は変わらないんです。
でも、糖度や食感は「生食用トマト」の方が勝ってますので、サラダなどに適していると思います。
ですから「生食用トマト」は生のまま食する・・・。
「加工用トマト」は調理して食する・・・。
名は体をあらわすですね。
欧州などでは「赤系トマト」が主流で、我が家のトマトソースというのが各家庭にあるんですよ?。
「加工用トマト」の成分の「グルタミン酸」が旨みをだしているのがポイントなんです。
日本の「だし」と同じように使われています(昆布よりグルタミン酸の含有量が多いんですよ)。

なんとなぁく、理解していただきましたか?
わかりにくい表現で申しわけありませんが、色(成分含む)についての相違は以上です。
何か質問ありましたら、コメントくださいね?。

次回は栽培方法の相違をご紹介します。

では、ごきげんよう。


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